明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220512

頭痛が少しマシになったかと思いきや、今度は眠気が酷い。今日は本を読もうと思っていたにも拘らず、1ページも読むことができなかった。

従妹の飼い犬と遊ぼうかとも思ったが、気力が湧かない。犬はもう結構なヨボヨボで、都合のつく日があれば逃すべきではないのだが、逃してしまった。

ペットを飼うことができない。経済的な問題でも、ズボラさによる世話の問題でもない。人間よりも遥かに速い時の流れの中を生きる愛玩動物の飼い主になってしまおうものなら、彼彼女らの傍を離れることができなくなってしまうのだ。人間の都合で飼った動物を、可能な限り長い時間愛でてやらねばならないというような、強迫観念がわたしをそのように思わせる。これを、飼い主とペットという関係から離れることで、動物の寿命とシビアに向き合うことから逃れ、辛うじて関わりを持つことができるようになる。

友達がやっているPodcastの面白そうな回を聴いた。特別面白いとも面白くないとも言えないが、彼のことが好きなので楽しんで聴くことができている。彼の友達として聴く分には面白いのだが、他の人が聴いたらどう思うのだろうか。この流れで記すと晒しあげのようになるので、熱りが冷めたらリンクを貼りたい。

大学生向けの安価なアパレルブランドが、Instagramインフルエンサーのレビュー風の投稿をしているのを目にして、浅ましいなと思った。数年前に流行った、2chまとめサイト風の広告に似た厳しさがあり、消費者目線と消費者の意見そのものを呈示することを履き違えたしょうもなさに心底がっかりする。口コミが知りたければ勝手に調べるので、売り手にしかできない魅力を教えてほしいよう。しかし、ティーンエイジャーにはこのようなアプローチが効くのだろう。動画媒体の躍進に伴い、そのまま真似れたり、既知の枠組から外れないことが広告戦略において重要になったように思う。共感ばかりで面白くない。わけわからんのに目が離せないものの方が余程魅力的なのに。インターネットの普及は世界を広げるどころか、人の視野をより小さく狭いものにしているように思う。話が飛躍しているか。

Tropicanaのオレンジ900mlを1日で3本空にした。トロピカーナ爆飲おばさんになってる。去年バイト先のおじさんに1日でポンジュース1.6Lを飲んでいるところを見られて「糖尿病まっしぐらやな」と言われたことを思い出した。糖尿病になりたくない。

そういえば久しく腹筋をしていないなと思い、挑戦してみたら全く出来なくて体力の衰えを感じた。セックス以外で全く運動してまへんねん笑、みたいなおふざけを昔はよく言っていたが、最近はそういうのも控えているので本当にあまり運動をしていない。健康の為にエロいことをするパートナーは必要だなとつくづく思う。

夢でFRED PERRYのオレンジ色のトップスを着ていたので、ZOZOTOWNで探した。ポロシャツが殆どで、うちはポロシャツは似合うんか…?という問答の後に一旦保留とした。ポロシャツは高校生の頃にSPINNSで買ったものを着たのが最初で最後だ。今にして思うと安っぽくて着れたものではなく、UNIQLOの方が数段良いことを身に染みて感じる。

2010年頃のわたしは高校生らしくSPINNSのヘビーユーザーだった。涼宮ハルヒの驚愕とのコラボがあったことや、初めて買ったCDが店頭に置かれた『もしもし原宿』だったことや、ここで買ったインディゴのデニムジャケットにジップアップパーカーをレイヤードさせたコーディネートを多用していたこと、バンギャの友達のデート現場に出くわし気まずかったこと、色々な思い出がSPINNSにはある。京都には寺町と新京極という隣り合った商店街があるのだが、何故かその両方にSPINNSの店舗があり、「新京極店には在庫がないのですが、寺町なら…」「すみません、こちらにもないですね…」と店舗を行ったり来たりさせられたのも、今となってはいい思い出だ。寺町店はいつの間にか雑貨屋に変わり、新京極店もヴィレヴァンに立ち寄った際に上のフロアに存在していることを辛うじて認識するかどうか、というような疎遠なものとなった。20代後半になってSPINNSでお買い物をしているのもどうかと思うのでこれで良いのだと思うが、かつて足繁く通った場所と縁遠くなるのは、やはり寂しい。高校があった街で働き始めて、それを強く思うようになった。

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おわり