明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220522

筋トレは継続しないと意味がない、1日休んだ分の筋力を取り戻すのに2日かかると聞いたことがある。この通説が真であるかは知らないが、このところ毎日1000字を目安に書き続けていた日記を昨日は1行で済ませたせいか、今ひとつ書きたいことがまとまらない。先の筋トレ理論と違い、わたしの筆が進まないのは情緒が安定していないことに起因しているが、何にしても継続していたことを中断し、再開するには相応の努力が必要だというのは、万物の理のようにも思える。

昨日は本当に散々だった。父親から、わたしの治療をやっていく上で、その土台をひっくり返すような言葉をかけられた。はずみであることは理解できるが、その後の言動が父親と向き合わないわたしに非があるとするものであったので、わたしの病状を知っていようがいまいが、どちらにしてもそのような反論をした時点で父親の方がわたしに向き合っていないことは自明だ、と怒り散らかし、家を飛び出した。

まさか27歳にして家出少女になるとはな。iPhoneICOCAと家の鍵だけを手に飛び出してしまった。マスクを持っていないが、そういえば屋外を歩く分にはマスク無しでもお咎め無しになったんだっけか。近所の公園の滑り台の穴で、どうしたものかと思案に暮れる。

こういうときはネットカフェだ。徒歩で1時間程かけて、au PAYに対応したネットカフェに向かう。ところがぎっちょん、身分証が無いことには会員証が作れないとのことで、退散を余儀なくされてしまった。ネットカフェに泊まると決めてセブンイレブンで買い込んだ商品が詰まったビニール袋が、途端に重くなったような気がした。レジのおばちゃんが、大量の商品をどうにか一つの袋に詰めてくれた際の笑顔を思い出し、胸が苦しくなる。

結局、当初向かったところとは別の大きいベンチのある公園へと移り、そこを寝床とすることにした。惨めなものだ。

心配をして声をかけてくれた人が何人かいた。本当にありがとう。あなたのような人のお陰で、どうにか永らえることができています。本格的なお金の心配は大丈夫ですが、京都大阪あたりで泊めてやってもいいよというお友達がいたらとても助かります。転がり込む気はありませんので、普通に遊べたら嬉しいな…

昨日の夜空はとても澄んでいた。iPhoneでは収められない美しさがあった。空ってこんなに広かったんだ。普通夜中に寝そべって空見る機会なんて無いし、気づかんわな。

一日を振り返り、バイトで歳下上司にゃんら事業所2の面々にビアガーデンに誘われたことに対する違和感を覚えたのなんて些細なことだったな、というか彼らはわたしがビアガーデンを薄ら嫌がっていることはおろか、野宿をしているだなんて想像だにしていないのだろうな、というような、社会の中の自分と今ここで家出少女をやっている社会からはみ出たような自分のギャップに思いを馳せる。そうでもしないとめちゃくちゃに寒い。昨夜の京都は雨こそ降らなかったものの、ここ数日の陽気が嘘のような冷たい空気だった。半袖半ズボンの家出少女は凍えながら、どうにか眠ろうとしたが20分そこらで目が覚めてしまう。そういえば、薬を飲み損ねたせいか気分が落ち着かず、頭も痛い。薬だけのせいではないのは明らかだが、飲めばマシになることも明らかだった。夜の3時頃に家に帰り、服薬。こうして27歳の家出少女ごっこ1日目は幕を閉じたのであった。

例によって時間が足りないので、今日の出来事を箇条書きでプレイバック。

父親から何の謝罪も得られなかったので、今日も家を出た。

前々から一度やってみたいと思っていた一人鳥貴族を実施、もも貴族10本で大層満足してしまった。もっと食べれると思ったんだがな。

地元にジャンカラができていた。ネカフェがあかんでもここで寝れるやんか!ということで、深夜フリーで入店。ゆるめるモ!SUPERCARの曲が全くと言って良いほど入っていない。普段友達と行くようなカラオケでは歌えない、ORANGE RANGEのアルバム曲を歌う。SONY時代末期のアルバム、『world world world』は名盤だ。

昨日撮った長秒露光の写真がイケてる。Tシャツにプリントしたい。またやろう。f:id:Halprogram:20220522235911j:image
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おわり