明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

221106

おばあちゃんが朝からお出かけ。家を好き放題に使える。偽ネオユーラシアトーストでササッと昼食のような朝食を済ませ、祖父のPCを借りてiPhoneの写真のバックアップを取る。

iPhoneの写真とは言ったものの、fp LにAW1のようなミラーレス機やQ2やdp2 Quattroのようなコンデジで撮った写真も、iPhone上で編集処理を行う前提で撮っているので、iPhoneには私が撮った上で残したいと思った写真が残っている。元となったカメラのデータはSDカードから直接バックアップを取っているものの、編集後の完成した写真はiPhoneから吸い出すより他ない。ところが、である。PCに繋いだiPhoneのDCIMフォルダ(写真が入っているところ)が年月別に作成されているではないか。

元々、iPhoneは写真の保存日時を参照した無機質な連番のDCIMフォルダに振り分ける仕様になっていた。ところが、iOS14.6では先述の年月別仕様になった。そして、iOS14.7では元の連番仕様に戻っていた。ここまでは知っていた。だから、iOSを14.8以降のものにアップデートしたら再び年月仕様になっているだなんて、想像もしなかった。とても困っている。

わたしは今まで、iPhoneの連番DCIMフォルダをそのままコピーすることで写真のバックアップを取っていた。前回のバックアップ時にコピーしたフォルダの最も数字が大きいものだけ、フォルダ内を精査してどこまでがコピー済みかを確認するのが少し手間だった位で、コピーにかかる時間を除けば非常に楽なプロセスだった。しかし、年月別仕様だとこうはいかない。フォルダへの振り分けが保存した日時を参照して振り分けられていたのなら、今までと大差のない工程数で済んでいただろう。しかし、この振り分けに参照されるのは写真の撮影日時なのである。

これによってどのような不都合が生じるかと言うと、2018年8月に撮影した写真データを今日編集してiPhoneに書き出すと、2022年11月のフォルダではなく2018年8月のフォルダを参照しなければならなくなり、昔のデータを編集する際は逐一記録しておかないとバックアップが取れなくなってしまうのである。こんな厄介なことがあるだろうか。ここまで昔のものでなくとも、月頭に先月の写真を編集することなどザラにある。もっと言えば、2020年以降のカレンダーに対応していないガラケーで撮った写真(わたしはガラケーのチープでノイジーな画質をイケてると思っていて2022年現在も撮影用にガラケーを持ち歩くことがある)のバックアップなど更に面倒で、機種毎にカレンダーの初期値が異なるのでどこに何が保存されているかを把握する必要が生じてくる。iPhone上で撮影日のEXIF情報を上書きすれば正しい日時を反映したフォルダに振り分けてくれるだろうか。それだって根本的な問題の解決にはなっていない。

iPhoneを使い始めて10年近くになるが、これはわたしにとって最も好ましくない仕様変更で、どうしようもない改悪だった。やり場のない怒りが今も消えていない。とりあえず、去年の夏あたりから写真のバックアップが取れていないので、まずはそれをコピーする。そして時間をかけて全年月別フォルダのバックアップを取り、既存のバックアップと統合する。今後、過去月のデータを編集した際は、iPhoneの写真アプリ上で未バックアップの過去月フォルダに日時順に整理して保存し、バックアップの際に参照する。面倒だが、こうするより他ない。難儀な話やでほんま。日記っちゅーよりバックアップの覚え書きやな。

f:id:Halprogram:20221107001443j:image偽ネオユーラシアトースト

おわり