明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

京都市上京区今出川町313

・退学して地元に帰る先輩の送別会が3階奥の居酒屋であった。2留して今ではどこにいるのかもわからないとされていた大先輩までもが見送りに来ていて、先輩の人望の厚さを感じた。

・B3の夏、2階に入っていたキッパーズケルシュで友達と昼からお酒を飲んだ。講義をサボって飲むサングリアは背徳の味がした。

・B3の冬、2階のサイゼリヤでサークルの人達と飲み食いをしていたらクーリングオフみたいな振られ通告が生じて大盛り上がり。わたしを嫌っていた人さえ「生活は悪くない」と捲し立てていた。実際のところがどうだったかはわからんが。めちゃくちゃ動揺して「あの〜モッズコートのファー洗っていいですか?」と言ったことを覚えている。なんでファーを洗おうとしたのかは思い出せない。

・B3の冬、BOXで後輩と『トレインスポッティング』を観て朝に1階のやよい軒で朝食を摂って解散した。それだけのことが鮮やかな情景として今も胸の奥にある。

・大学を卒業する前後、当時仲良くしていた人の留年が決まって、よく彼女の下宿に入り浸っていた。1階のフレスコで砂肝のレモンペッパー炒めを買って、『冷たい熱帯魚』をこたつで一緒に観た日があった。2階のジャンカラで『イングロリアス・バスターズ』を観た日もあった。大きい画面が使えるから映画館みたいになるかも!と思いそのようにしたものの、やかましくてそれどころではなかった。夜食に1階で買ったパック寿司の醤油が足りなくて、半分以上は素材そのものの味を楽しまざるを得なかった。

・卒業した先輩が何故か就職してから大学近くのアパートを借りて、1階の自転車屋でママチャリを買うのについて行った。なんでついて行ったかは思い出せない。

・卒業した先輩に呼び出されて2階に入っていた鳥貴族のパチモンの店へ。翌日朝一の実習があったのでお先に失礼しようとして、交通系ICをどこにやったかなと鞄をガサゴソしていたら「いいよいいよ」と言われて、お代を預けようとしているように思われたのだと気づく。いや、それはそれでやろうとしていたけれど、それを言ったら可愛げが無いだろうなと思い「ICOCA探してただけでんがな〜」言うたら機転が効く奴扱いされてソワソワした。そんな頭の切れる人じゃあないよ。

・フリーターをやっていた頃、1階のフレスコで高校の英語の先生と出くわす。「ええーっと、名前が思い出せない。ごめん。でも××の生徒だったよね?」と言われる。合ってるよ。系列校で常勤職を手に入れたらしい、おめでとう。なんとなく院進しよかな〜思ってるんですよね〜ってヘラヘラしてたら、買おうとしていたMATCHのボトルを奢ってもらって「頑張って」と応援された。えらいおおきに。連絡先も知らないので特に何も報告はできていないが。

f:id:Halprogram:20230104182518j:image2016年4月19日 2階のジャンカラで遊んだ誰か 誰だろう この人だろうと思っていた人に「あなただよね?」と尋ねたら「違う」と言われた

おわり