明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

221202

おばあちゃんの誕生日で、あの人が好きなアップルパイを注文した。来週叔母の家に行ったときに食べてもらえるように、この家ではなく叔母の家に配送先を指定する。わたしと食べるよりも、みんなで食べた方がきっと嬉しいだろうから。

バ先で"明るい生活とはどんな人間や?"が休憩時間の話題になる。キショバカは「怖いもの知らず」、3年目は「繊細で傷つきやすい人」、激ヤバは「わからない」と言っていて、三者三様で面白い。わたし個人に対して下される評価自体もそうなのだけれど、わたしが鏡になることでその人がどのような人物像をしているか浮かび上がるのが良い。激ヤバの回答があまりにも面白くなかったのでちゃんと答えて!とみんなで詰めたら、「何を考えているのかわからなくて怖い。陽気な人だと思っていたけれど、3年目さんがそれは違うって言ってて何が本当かわからなくなった」と言い出して、なんだか可哀想になった。わたしみたいな人間を見るのは彼女の人生で初めてのことらしい。なんというか、どうしても既知の枠組みに収めないと気が済まないんだろうな、と思わされる。というか、こんな感じで虚勢を張ってチキンレースやっとる小心者はぎょうさんおるやろうに。

3年目は本当に面白いのに、「生活さんが私のこと面白いって言ってるの嘘ですもんね」という防衛をあまりにも続けられた為に、ポキッと折れてしまった。自分の気持ちが無いかのように扱われるのって、こんなに悲しいことだったんだな。そういうことをこの1年半程やり続けた覚えがあり、きっとこんな質感の、より強度のある感覚を与え続けていたのだろうなと胸が苦しくなる。

悲しいことがあると、歌詞がわかるようになる。西野カナの代表曲のような抽象度の低いものは悲しくならなくても理解ができるが、石渡のような抽象と具体の間を揺蕩う詞が描く情景が色付きで見えてくるような、そんな感覚になる。今日はゆるめるモ!の永遠の瞬間の"傷つけて おいつめて 泣き笑いし続けたかった それだけ"というフレーズが色付きで見えた。後藤まりこはええ詞書くね。

永遠の瞬間

永遠の瞬間

  • ゆるめるモ!
  • J-Pop
  • ¥255

めちゃくちゃイケてる写真を編集し終え、別の撮影の編集に取りかかる。お待たせしてごめんね。やるからね。

街がクリスマスになっていました。ハチクロの序盤に竹本のモノローグで、クリスマスの雰囲気はお前は一人なのかと問われているようで嫌いだ、みたいなものがあったように記憶していて、正しくそういう気持ちになっているよ。

おわり