明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

231231

アホに時間を与えると、考えても仕方ないことに頭を働かせて、勝手に袋小路へと突き進む。今年の年末年始は本当に友達との予定が何も無く、かつ同居の祖母も叔母らと年末年始を過ごすので、自然と一人で考え込んでしまう。恋人が話し相手になってくれながら紅白を観ながらこれを書いている。恋人といると1人の時間が少なくなる。それを寂しく思うこともあるが、助かることの方が多く、今この瞬間も正にそういったことを感じている。

今年は色々なことがあった。色々なんて言ったら毎年それなりにあるだろうと言いたくなるが、高校生や院生の頃はそういう風には思えなかったので、少なくとも今年は凪の年ではなかったのだろう。特に、初めて恋人ができたというのは、うちの半生においてかなりエポックメイキングな出来事だった。恋愛の真似事のような爛れた関係は枚挙に暇が無いが、互いに明確な好意を示して共に進もうとするというのは、そういったものとは全く違うものだった。不慣れや不誠実さからの難しさはあるが、これまでに感じたことのない安らぎが常にある。ありがたいことだ。

今年の出来事をあれこれ書いて、それらに通底するものを見出す人文学ワナビ営為をやろうとしていたが、紅白のanoのパフォーマンスを観ていたら全てが吹き飛んでしまった。鮮烈、これはすごいというか、業の深いというか、そういうものを見せられたわね。近所でAdoが歌ってて変なピカピカになってたのもおもろかった。

おわり