有償モデルの撮影を通して感じたのは、ポートレート撮影は男性にとってのセックスに似ているということだ。肖像と身体の搾取という点、金銭を対価としたものであれば高い成果が得られるが、真に美しきは愛の交換でありそれはお金で買うことは難しい点、女性が買われる構造になりがちな点等が類似する。前にもこんなんを言うた気がするが。この感覚を精緻にできたことはわたしにとってとても大きい。やはり、友達を撮りたい。撮りたさが前面に出てしまうと気色悪い。今回の撮影は非常に有意義なものだった。
母親からメッセージが入っており、お返事する。明日は向こうの人と顔合わせ。父親は一切噛ませないことになった。うちが離席する間に電話で喋れば？と提案したが、それは蹴られた。まあこっちも蹴ってるしな。ええわい。
なんちゅうかね、弱い29歳になってもうたなあいうような日でしたわ。
おわり
