明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

230522

駅で中学の担任の先生と会った。本当に、駅で偶然!というような感じ。「○○先生ですか?」と声をかけると、「名前を言ってもらえたら思い出せる」と返され、苗字を名乗るとフルネームで呼んでもらえた。

新任の年にうちらの担任をしたはったので、その節は……みたいなイントロから入り、近況をお尋ねした。この10年程の間に、結構な病気をされていたようで、大変でしたね……みたいなことを言うていたら時間が流れていったように思う。胡散臭い自己啓発本を読んでいたり、YouTuber的な活動に関心を持っていたり、そのあたりがかなり心配ではあったものの、再会を喜んでもらえたことがとても嬉しかった。

今の仕事について伝えたところ、「夢を叶えたんだね」と言われた。なんか、成り行きで昔世話になった人と似たような肩書きで労働をすることになったという感覚が強くあったので、そういうふうに言われると小っ恥ずかしくなる。確かにな、昔は憧れていた仕事ではあるわな。おおきにね、先生。

しかしあれやね、こんなことがあってもそれを報告する同級生の友達がおらんいうのは、あたしの人生の寂しさを物語っているわね。

おわり