明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

230628

「折角口が立つのだから心理×○○みたいなことをやってSNSでバズって仕事を増やすみたいなことをするのはどう?」とキショバカから言われ、「何でも掛け合わせればいいというものではない」「軸足となる心理さえ覚束ないというのに、そんなことに手を染めることはできない」「バズるものは得てして複雑な要素をオミットした単純明快さが売りであり、それは誇大広告となり得る為に誠実な仕事としてはやりにくい」「しかし真に困っている人がその辺りの差を判別することは難しい可能性もあり、適切な支援を届ける為には広報活動も必要」「一方で広報活動を行う者がそのまま支援を行うと多重関係によって構造が複雑化し過ぎるのでよくない」「元臨床心理士のお笑い芸人とかがそういう広報をしてくれたらいいんですけどね」みたいなことをお返事として言った。それを聞いていた50代人妻から「xxさんはお仕事に真摯ですね」「4年目さんもそう言ってました、本当に」と言われて、なんだかこそばゆい気持ちに。院生の頃は方々からボロカスに言われていたので、そんな肯定的な評価を職場で得られるとは思いもしなかった。

上記の話をパートナーにしたら、「実際の勤務態度は知らないが、そのような評価を受けていることは不思議ではない」と言ってもらえた。というか、シチュエーション再現のトークをやったら「よくそんな澱みなく喋れるね」と言われてしまった。考えながら筋道を立てて喋っているだけだ、と言ったら「確かにちゃんと聞けば言っていることは論理的だが、1ターンが長く、内容の整理が難しい」と言われてしまった。そういえば父親もうちに対して「話があっちに行ったりこっちに行ったりしてわかりにくい」とよく言っていた。横道に逸れているのではなく、結論へ向かう為に必要な前提を適宜提示しているに過ぎない為、父親からの批判は結末のみを知りたがるファスト映画視聴者と同等の聞くに値しないものと見做していたが、父親が言いたかったのは聴覚情報を処理する知能が低くなかったと仮定するのであれば、恋人の主張と同じということになる。ほなちゃんと言えや、言い方間違えとるんじゃボケがよ。それはそうと、都度相手の理解を確認するように喋らなければならない場面もあるのだろうな。そういうことをすると、バカにしているのか?と怒られそうで怖いが。

おわり