明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

230715

Duane Michalsの『DUANE DUCK』を読む。写真の話をしていたら、パートナーが以前展示で観たものを気に入っているということを言って、その流れで買ったものを読ませてもらった。なんというか、月並な表現にはなるが光と影の使い方が巧みだ。あと主題と副題の据え方もスマート、画がうるさくならない。すごいことだわね。『センチメントの季節』と『オーバーヒート』を読んだ。千葉雅也のナマの生活を覗き込んだ気にさせられて、現実と虚構の距離の取り方、重なり方に強く惹かれる。具体と抽象、パラレルな表現をかなりわかりやすくやってくれているような印象があり、単に露悪的な私小説というような感じはしない。『センチメントの季節』はなあ、面白いが胸が痛むわね。語る口を持たないのでええ加減な感想はよう言わんが、ええセックスがしたいなあというような気分になりましたわ。昔好きだった人がInstagram祇園祭のストーリーズをあげていてウゲーともなりましたわ。

おわり