明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

230721

このところ眠りが浅く、中途覚醒を繰り返している。外から聞こえるセミの鳴き声、クーラーの涼しさと窓の外のじっとりとした暑さのコントラストにB1の夏の景色が賦活される。それはひどく抽象的なダイジェスト映像のようなものだったが、ドイツ語入門が本当にわからなくて駅から家までの道で泣いてしまったことや、初めてのカラオケオールでオタサーの姫の同期が退店前の最後の一曲にキンキンに張った声でYUIのGood-bye daysのアコースティックアレンジ版を歌っていたことや、烏丸キャンパスでの撮影、特に意味もなく明け方まで残留したBOX、ラーメンうさぎや相国寺を抜けて出町柳へと続く道、そういったものが濁流のように押し寄せてきた。疲れる。

大学の後輩が彼の同期と遊んでいる姿をInstagramにあげていた。いいなあ、友達をちゃんと大事にできて。そういうことができなかった。できなかったってウジウジしてるから嫌われるんだろうな〜というのは了解可能。みんな(みんなって誰よ?)が離れた場所で社会階級を上げていく中で、フリーターやら大学院生やらしてたら惨めな気持ちになるというの、正社員やったりコミュニティに属し続けたり地理的な連帯を続けてる人にはあんまピンと来ないっぽい!憎しみはなく、羨望がある。まああれか、惨めさに勝るものを持たなかった自分が悪いか。

職場1で4年目が激ヤバの「そんなん言われたら(どんなんを言ってたかは失念)職場で何喋ったらいいかわかんないですよ〜」というカジュアルな嘆きに対して「職場なんて何も考えずに好きに喋ったらいいんですよ」と言っていて、あんたがあれやこれや文句言うから頭悩ませているうちが場に居合わせているのを知ってて無神経なこと言うな〜と思った。激ヤバが私的な別件でうちと4年目に相談をしていて、「激ヤバさんって自分の知的枠組を再構築する気がないですよね〜」をかなりマイルドにしたフィードバックをしようとして「激ヤバさんって……」まで言いかけ、口を噤んだら「何で言うのやめるんですか!」と激ヤバに軽くいじられる。「個人の特性や傾向について言及することによって相手に利するものがあるのではないかと思っていたが、職場1においては良いことが一つもないと昨年度に理解したので言いたくありません!口を滑らせてすみませんでした!」みたいなことを言ったら4年目が「めっちゃけんある」みたいなことを半笑いで言っていた。そらけんあるよ。4年目に好きな画集は無いかと尋ねたらAlfons Muchaを教えてもらった。細部のディテールの描写がいいらしい。写真の参考にできたらと思う。

T.M.Rの魔弾はセフレに捨てられて苦しいみたいな歌だよね〜というのを昨日再確認していたら、Amazon Photosに数年前の今日の写真として捨てられたそういう人と遊んだ日の写真がサジェストされて布置だ!となった。ウオー苦し!

魔弾 〜Der Freischutz〜

魔弾 〜Der Freischutz〜

おわり