明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

231002

ここ何日か忙しくしていたのでTwitterを開かずに済んでいて、お陰で『BLEACH 千年血戦篇』第26話で千手丸の卍解お披露目のネタバレを踏まずに新鮮に驚くことができた。零番隊士が力を共有しているという描写は原作やCFYOWでも見られたが、他隊士の自害によってバフをかけることまでできるとは。卍解は反物の柄や素材に応じた自由度の高いものなのだろうか、だとしたら金沙羅舞踏団に近いものに思える。

f:id:Halprogram:20231003193641j:imageBLEACH 千年血戦篇』第26話 BLACK

しかし、原作の千年血戦篇は終盤が特に顕著だったが、連載開始15周年で物語を畳むことに伴う弊害として、全体的に展開が駆け足になっていたのが、このような形で補完してもらえるとはな。いやしかし、これは久保帯人の絵で見たかったなあ。ユーハバッハが産褥の外に出れたのが雨竜の完全反立によるものであり、和尚vsユーハバッハと千手丸vs親衛隊の戦況がパラレルになっているのも、原作より美しい。千手丸が善戦の後に敗死し他隊士は自害というのも、零番隊の格を下げずに済んでいて良い。この点に関しては原作描写と干渉しないので、久保帯人が描かなかった物語としてこのような展開はあったのかもしれないが。いや〜しかし本当に勿体ない、原作でやって欲しかったなあ。完全版とか出すに際して加筆修正とかしてくれないかなあ。

なんか、好んで臭いものを嗅ぎに行くみたいなことを最近してしまっていて、良くないな〜と思う。気色悪っ!と思ったものには積極的に近寄らない方がよい。ダサいファッション、ダサいテキスト、ダサい思想等々。凝り固らない方がいいことと別で、わざわざ小馬鹿にする必要もない。

おわり