明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

231216

ゆっくり休める休日というのは、結構久しぶりな気がする。元々は出会い系で知り合った写真のモデルになってくれる人と会う予定だったが、日と場所を決めて時刻を指定する段階になって返事が来なくなり、朝までに連絡が来たらと思ったものの結局音沙汰が無かったので、結果的にそうなったというだけの話なのだが。

寧ろ何もしない日と決めるまで気を張っていた分、妙な苛立ちがある。出会い系に入り浸っていた頃の感覚なら、まあムカつくが仕方ないから位で済ませれたのかもしれないが、普通に失礼やろがい!と思う。写真のモデルなんて面倒頼まれてくれる人に文句言いたかないが、それはそれとして約束を取り付ける段階にあった人間に対する態度がそれかねという気持ちがある。

夕方に少しお散歩をした。fp Lを持ち出したが、あまりピンと来るものが撮れない。

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調子が良いと、風景から「俺を撮れ!」という声が聞こえてくるんだよ。そしてそういうものは光って見える。比喩的な表現だけれど、漫然とした心持ちであっても燦然と輝いて見えるものというのは本当にある。今日はそれと出会えなかった。鳥の写真はまあ良かったか。

恋人は人の手がかかった人工物を被写体として選ぶが、画角から人間を排して撮るので、ディストピアのような雰囲気を写真から感じる。真似れる気がしない。元々絵を描く人だったから、写真撮影との親和性も高いように思う。散歩ついでに写真を撮ってくれるので、とても嬉しい。

なんかなー、なんかなーいうような感じの日やったな。休めてるはずやねんけどな。お昼に食べた塩鮭がおいしかった。あとTwitterの人がうちの実家付近のラーメン屋に行ったようで、そこでの食事を指して"暴力みたいなラーメン"と言っていたのが悲しかった。地元で長く愛される、今時珍しい比較的安価で美味しい店なのに。飯テロとか原作レイプみたいなスラングに対しても思うが、強いフレーズを用いたら面白いみたいなのはお下品だわね。そこに強い怒りがあるのなら妥当な表現かもしれないが、褒め言葉のように用いるのは考えものですね。

恋人と話していて、何かをリヴァイアサンと聞き間違える。「リヴァイアサンってホッブズやっけ?」と尋ねると、「怪獣じゃないの?」と言われて大混乱。平静を装いつつGoogle検索にかけると、まずホッブズの著作自体に『リヴァイアサン、あるいは教会的及び市民的なコモンウェルスの素材、形体、及び権力(Leviathan or The Matter, Forme and Power of a Commonwealth Ecclesiasticall and Civil)』という正式なタイトルがあり、その表紙にはヨブ記に登場する海の怪物であるところのリヴァイアサンをモチーフとした絵が描かれていることを知った。いやーなんか賢くなったような気がしましたね。

おわり