明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220305

三日坊主という言葉があるが、あれは行為を3日続ければ回避できる称号なのか、あるいは4日目に突入しないことには安全圏ではないのか、そもそも3日も4日も大差はなく習慣化しなければ一緒だバ〜カと言われているのか。わからないけれど、とにかく日誌を書き始めて3日目になった。どうにか更新できそうでよかった、というテキストを、更新できるかわからない状態でとりあえず書いている。

『明るい生活の暗い日記』というタイトルは、『ヨーロッパ企画の暗い旅』から影響を受けており、もっと言えば、明るい生活というインターネットでのお名前は、POLYSICSの同名曲からの引用である。ゆるめるモ!やKoji Nakamuraとのコラボでバンドの存在は知っていたが、わたしが一等好きなチュートリアル徳井義実が歌唱で参加している曲があると知り、点在する好きなものが線で繋がったような感覚になったことを覚えている。

明るい生活 (feat. Yoshimi Tokui)

明るい生活 (feat. Yoshimi Tokui)

また、毎日目にするものなので、後ろ向きではなく、かといって過度に前向きでもない、実現可能と思われていた目標を名前として掲げたかったというのも、同曲名を引用する理由となった。

あにお天湯のnoteを購読した。noteの有料記事を買うのは初めての体験だったけれど、良いものだった。小さなデジタルフォトブックのよう。

春の土手に行こう/幽霊の女王の話|praystation2|note

グラビアアイドルという仕事には、身体性が表現の軸にあるようで、あにお氏はそれと表面的には相反するように見える魂や精神といったものに重きを置いているように感じる。そこがわたしにとって最大の彼女の魅力だ。Twitterでは散文的なテキストを綴っている彼女だけれど、今回のnoteは詩性を感じさせられる筆致だった。次回もとても楽しみにしている。

1件目のツイートがとても印象的で、2件目のツイートが投稿された際に一緒にRTしたら、やんわりと苦言を呈されて(「私の言うことを真に受けないで」というような旨だったと記憶している。)、申し訳ない気分になったことを覚えている。本人はとっくの昔に忘れているだろうが、いつか、その節はすみませんでした…と謝りたいと思っている。

『エモーショナルきりん大全』(上篠翔,2021)を少しずつ読む。今日読んだものの中ではこの首が特に好きだった。

横顔が好きだと言ってくれたのですべての面が横顔になる

3月5日の大阪の昼下がりは春の訪れを思わせる暖かな風が吹きつけていた。一生これくらいの気温がいい。嘘、もう少し暖かくなってほしい。春の浮ついた雰囲気が苦手なので、さっさと終わればいいのになと毎年思う。そうこう言っている間に真夏のピークが去って、大きな窓をあけて星をながめる冬がはじまる。

POLYSICSにまつわるエピソードを綴っていたら、音楽の話をしたくなった。したくなったことと別で、音楽の話をどのようにすればいいのかわからないので、ひとまずお気に入りの楽曲のリンクを貼ってお茶を濁そうと思う。

3日続けて日誌を書くことができた。飽き性なのでそのうち1行更新になるかもしれないな、と思いながら今日が残り2分になったところで公開ボタンを押す。毎日更新は難しいね。

おわり