明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220311

デエビゴでぐっすり眠れた。トリアゾラムのような、強制的に意識を奪われる屈辱的な感覚が少なかった。快眠を心地良く思う一方で、あの屈辱感に快楽を見出していた自分に気付かされる。男性の床オナみたいなものかもしれない。癖になる快楽があるが、膣内射精に難しさが生じてくるという構造に近いものがある。今は膣内射精ができるように、刺激の少ない自慰に取り組んでいる。

起き抜けにTwitterを開いたら、岸政彦さんからリプライが来ていて驚いた。

10年近くTwitterをやっていて初めて、見ず知らずのアカウントから失礼な引用RTを受けた。それに対する批判を読まれていたらしい。

これに対して、「引用RTは本来持論を述べる為のものであって、対話ではないと思うんですよね。」と引用RTが来た。

このツイートの後、件のアカウントをすぐにブロックした。岸さんは、所謂クソリプとされるようなリプライに対しても、「何故そういうことを言えるのか?失礼ですよ」という旨の返信をすることが多い。こういう手合に親切にしてやる義理なんてないはずなのに、岸さんは優しいなあ…と、自身に降り掛かってより切実に思った。

出勤前にくずはモールで買い物をした。ZARAで鮮やかなオレンジ色で超ロング丈のバンドカラーシャツを見かけ、オッ!となったものの、胸元にボタンが無いタイプのものだったので泣く泣く諦めた。UNIQLOで黒いウルトラストレッチスキニージーンズを2本買った。25インチがハイライズの型しか製造されておらず、ハイライズかあ、と思いつつも、タックインしなければ別にいいか、と思い直し購入した。本屋で河合隼雄の『物語とたましい』と岸さんの『リリアン』(2冊目!)を購入した。いずれもバイトで使えそうだ。店員に千葉雅也の『オーバーヒート』と岸さんの『断片的なものの社会学』(これも2冊目)の在庫は無いかと尋ねたら、「これはn年前の本ですから、お取り寄せですね…」と言われた。本屋は良い本を売る店だと思っていたが、ショッピングモールの本屋は新しい本を売ることを求められているらしい。アンテノールで土曜のバ先の人達に渡すお菓子を買った。昼食に回転寿司屋のパック売りをテイクアウトした。イズミヤで売っているダサい服を見て、高1までここで服を買っていたことを思い出して辛い気持ちになった。フードコートに勉強禁止と張り紙されているのを目にして、高校生の頃に頭のいい友人に試験前にここで勉強を教わったことも思い出した。EAST BOYが特別出店をしていて、入学の季節だよなあとか、あれを着れるのは中高生の特権だよなあとか、そういうことを思った。

退勤後、明日のバ先で渡すお菓子を置きに、クローズした事業所に同僚と忍び込んだ。夜中の学校に行くみたいで、童心に帰ったような高揚感があった。

中学からの友達の誕生日だったので、お祝いのメッセージを送った。個人にとって特別な意味を持つ日が、社会的な意味を持つ日として上書きされてしまうことは、仕方がないことである一方でやはり寂しく思う。世間が何と言おうが、わたしにとって3月11日は友達がこの世に生を受けためでたい日だ。死ぬまで祝い続けたい。

2007年3月11日はハワイ旅行に行っていたらしい。ガラケーで撮った写真が残っていた。f:id:Halprogram:20220311232843j:image

おわり