明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220429

祝日なのに労働があった。祝日は利用者が減るので、時間給労働者としては楽なのだが、それでもやはり休みたいとは思う。

『言葉を失ったあとで』(上間陽子,信田さよ子 2021)と『断片的なものの社会学』(岸政彦 2015)と『らも噺』(中島らも 1994)をPDFにスキャンした。近頃はもう、紙の本を手に取ることがしんどくて、携帯電話で画像として目を通すような感覚でないとテキストが読めない。『言葉を失ったあとで』は初めて読むものなので、特に楽しみにしている。

バイト中に、絶対に終電を逃さない女さんの『シティーガール未満』を読んだ。

初期は終電女史が売れてもいないライターを自称していて、時の流れを感じる。彼女のテキストからは、東京を特別視しつつも、東京に酔っていない感じがして良い。街を生きる人や彼女自身の息遣いが聞こえてくるようだ。

今年度から異動になった3年目の社員を、激ヤバの新入社員の名前と間違えて呼んでしまう。あだ名で呼ぶ際は間違えないのだが、苗字で呼ぶとなると、今年度から顔を合わせるようになった社員という括りで見ているのか、混同してしまうようだ。3年目のことは結構好きなので、激ヤバ新入社員と間違えてしまうことが失礼なのは勿論、自分としても本意でないことをしてしまっていて、結構落ち込む。

3年目は、辛いことからは目を背けることで現実への適応を図るタイプで、彼女の話を聞いていると胸が痛む。「何故胸を痛めるんですか?」と問われたので、「短期的に見れば適応的な行為かもしれないが、長期的に見ると3年目が築き上げた枠組みを歪めることになるでしょう?こんなしょうもない奴らの為に、やじゃないですか?」と返したところ、理解を得ることができた。わたしはこの人の為に何かをしてあげれるわけでもないが、できる範囲で大事にしてあげたいと思う。

またバイト先にバングルを置き忘れたらしい。明日は歳下上司にゃんの事業に出勤するので、帰り際に回収しようと思う。ポケットに入れたと思っていたんだけどな。机の上に置きっぱなしだといいんだが、落ち着かない。

f:id:Halprogram:20220429230754j:image大阪は雨だった

おわり