明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

220511

今日も今日とて頭が痛い。

岸さんの講義に潜った。遅刻して教室に入ったら、前回の講義後にわたしの前に質問していて少し言葉を交わした人が空席を教えてくれたので助かった。

今日も講義後に岸さんに雑感を聞いてもらった。カテゴライズが不適当であっても実態としては存在する(ex.女らしさというようなもので女性を括ることは不適当だが、女性に共通するのではないかと思わされる傾向のようなものがある)、という講義内容から、臨床においてはカテゴライズが先行して個人が見えなくなるようなことがある、というようなことをとりとめなく話した。「その感じで臨床やるんはしんどいやろ」と言われたが、どの感じを指されていたのか、今ひとつ思い出せない。岸さんが他の学生と話を終えるまで、机に腰掛けて待っていたら「なんや?40代人妻」と声をかけていただき、流れるようにそのままの状態で話をしてしまった非礼が恥ずかしく、その前後の記憶に靄がかかったような感覚がある。

スナップを撮るつもりで忍ばせていたQ2があったので、岸さんの写真を1枚撮らせてもらった。写真撮らせてもらっていいですか?と尋ねたところ、快諾していただけたが、鞄をガサガサするわたしを見て「…ピン?」と少し驚かれた様子だった。ピンですよ。わたしのQ2を見て「おお、中身はパナソニックか?」と尋ねられた。Q2は恐らくS1Rと同じセンサーを使っているので、「そうですね〜」とお返事した。レンズと画像処理エンジンはLEICAやけどな。岸さんはカメラを向ける前から柔らかな表情をしていて、カメラを向けてからもそれは変わらなかった。人柄を感じる。

帰り道に何枚か写真を撮ったが、もうすっかり暗くなっていたので絞りを開かざるを得なかった。LEICAストアの店員にストロボを買いたいと尋ねたところ、「LEICAは暗ければ絞りを解放するのが伝統ですので…」みたいなことを言われたが、ピント面が浅くなるのでやっぱりストロボは必要だ。

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ちりめん山椒の山椒を味わい深く感じるようになってきた。昔は一生懸命避けていたのに、あのヒリヒリとした風味がたまらない。これが大人になるということでしょうか。

おわり