1時頃、自分が人に対して取っている態度がいかに愚かなものであったかを思い知らされ、暗い気分になる。丁度その頃、京都でにわか雨がドッと降り始めた。絶望的な気分と連動して雨が降り始めるだなんて、BLEACHみたいだな、そんなことを考えれるなら案外余裕があるかもな、などと思案する。BLEACHにおいて絶望を描くシーンでは、しとしとと降り始めた雨が次第に強くなり、それが登場人物の心情と連動している……という様式美がある。この様式美に則った描写がある回の中でも特に印象的なのが『THE BLADE AND ME 2』で、一護が斬月と対峙した途端に大雨が降りしきった。それだけ一護の絶望が深いものであったのだろう。わたしのそれがそこまで深いものであったかはともかく、そんな勢いを感じる雨の降り様だった。朝には晴れ渡っていた空とは裏腹に、厚い雲がかかったまま一日を過ごした。
岸さんがこの日記のツイートをしていて、ギョエ!となる。
京大の俺の授業に潜ってたひとの日記
— 岸政彦 (@sociologbook) July 21, 2022
前期頑張ったよ
220720 - 明るい生活の暗い日記 https://t.co/BaN04x5QtX
ギョエ!となっただけで、嫌だ!とかではないので全く問題はないのだけれど、大著を拝読している身としては、わしの拙いテキストが御眼に触れていると思うと恐れ多い。読むに耐える内容だっただろうか。
「うちの職場ってどうなってるんですか!?」とボスに尋ねようと思いながら出勤したら、偉い人に詰められたせいかボスは欠勤していた。セクハラも欠勤していたので、キショバカ無理上司と3年目との3人でヒィヒィ言いながら回した。回ってよかった。弊社が似非科学を是とする面があるのではないか?という疑念は少なからずものの、現場レベルでは個々の裁量に任される部分が大きい。ボスの回答次第ではあるが、ひとまずは社保の為にここで働いてもいいのかもしれない。どこかで折り合いをつけて、飯を食わないといけない。帰りに3年目と、今日は疲れましたねと話した。3年目は職場の人と仲良くし過ぎると面倒なことになるからと一線を引く態度を崩さない。崩さなくていいから、崩さないなりにその境界を揺らしてみたいな、と素朴な興味が湧く。この人はわたしにどの程度の興味を抱いてくれるだろうか。
母親が病気に由来するわたしの落ち度を非難してきたので、生まれてきてすみませんでした、この家の足枷であることが心苦しいですと謝ったところ、泣かれてしまった。
「わたしが生まれてきてよかったことってありましたか?オギャーと生まれてきた喜びみたいなのではなく、人間が個性化の道を歩み先鋭化する中で、この個体でよかったと思えるような。嘘でもいいので1つくらい具体例を挙げてもらえると生きる気力がでるのですが……」ってお願いしたらママ泣いちゃった
— 明るい生活 (@soyjoyoic) July 22, 2022
こんなことを我が子に言われたら、愛憎を抱いていても泣いてしまうかもしれないな、と後になって思った。お母さん、ごめんね。でも、生まれてきてごめんとか、生きてていいこと何かあったかなとか、どれも本心なんだ。
BLEACHの花刈ジン太って、花男の花田花男モチーフなんだろうなと、ふと思い至った。一護や雨竜がピンポンモチーフなら、他の松本大洋作品からも影響を受けていてもおかしくはないはずだ。いい大人なのに野球バカの花男と、被造魂魄故にいつまで経ってもガキなジン太君、名前も野球に関連がある点も似通っているように思うのだけれど、いかがでしょうか?同じ考えに至った人はいないだろうかと"BLEACH 花男"でTwitterのパブサにかけたら、松本大洋の花男ではなく花より男子について言及したと思われるツイートがモリモリ引っかかりげんなりした。BLEACHと花より男子、食い合わせ悪いやろ。以前にも、久保帯人がウルキオラ関連の描写で明らかに影響を受けたであろうサフラン・ゼロ・ビートとBLEACHの双方に言及したツイートはないかと検索にかけたものの、ほんの数件しかヒットせずにがっかりしたことがあった。とても寂しかったのを覚えている。
明日の担当ケースが0件になったので、有給を取った。休みになったからと言って、何か特別の予定があるわけでもない。こういう時に、近くに友達がいたらなと思う。
おわり