明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

230502

昼過ぎに通院があった。「xxさんの話は面白いのでつい診察時間が長くなってしまうんですよね」「いつも楽しみにしてます」と主治医に言われる。心理士としての自分が、これはまだ自分では扱えない応答だなあと内側から囁く。なんちゅうか、エイヤ!という勢いで後ろから小突かれたらどうにかなりそうなんですけどね、小突かれたときにうまく走り出す為の準備をせなあかんな思います、いうような話をした。

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夜に中学からの同級生と会う約束をしていて、それまで出町柳から鴨川周辺をふらつく。おしゃれな白人のお姉さんが一人で読書をしていたので、恐る恐る「Can I take some pictures of you?」と尋ねたところ「OK.」とお返事をいただけた。みんなが知ってる有名なアパレルブランドで働いてるらしい。道理でおしゃれなわけだわ。数枚の写真を撮り、Instagramのアカウントを交換して別れた。キャップを被っていたので瞳に影が入るのが難しかったが、まあ、いつも撮ってるような感じの写真になった。こういう時に引き出しの少なさが嫌になる。モデルは本当に魅力的なので、モデルの力を感じる写真にはなっていると思う。

河原町をフラフラするか〜とツイートしたら、数年前にいい感じだった人がツイートを読んでくれていて、「帰省して丁度その辺りにいるから会わないか」と声をかけられる。二つ返事で三条大橋へと向かった。顔を合わせるのは3年振りとかになるのだろうか。以前から魅力的な雰囲気を持っていた人だったが、より素敵になっていたような感じがした。鴨川を北上しながら、当時の話や今の話をした。途中、仕事の電話がかかってきて、図らずも労働者をやってます感をお伝えすることになった。会ってた頃はうち院生やったもんなあ。新卒一般企業就職を仮にしていたとしても自分は続かなかっただろうと話したら、「xxって普通じゃないしな」みたいなことをフォローみたいな調子で言われる。言葉を削いでシンプルにし過ぎると鋭利になるんだよ、と言ったら、「普通じゃない人の方が面白いし」と言われたのでごっくんした。『サターンリターン』という漫画に興味があると言っていて、岸さんがおすすめしてたやつや!となった。「私の人生はどうしたって私のもので、そしてそれは、いつもあなたのものでもあった。」という台詞が作中にあり、それと似た意味の話をしていたらしく、それで提起された話題だったようだ。帰り際に、昔してもらって嬉しかったことを今日もしてもらえて、本当に嬉しい気持ちになった。嬉しい気持ちになったと伝えた。明後日に帰省するみたいで、その前にもう一度会いましょうという話になった。

中学からの同級生と会うのは1年半振りくらいになるのだろうか。どの店に行きたいか尋ねると「鳥貴族」と答えられ、拍子抜けする。河原町周辺の鳥貴族をたらい回しにされ、KITSUNEの5階にある店舗にどうにか入る。彼は中高大のエピソード記憶がかなり薄い一方で、他者への関心を失っていないバランスが面白い。前に会ったときにわたしが謝ったことを踏まえた上で、彼からもわたしに対して学生時代の出来事についての謝罪があった。気にしてない、むしろ感謝しているとお返事した。しかしうちらもう28やで、ヤバない?みたいな話をトリキから六曜社に移って、3時間程だろうか、そういう話をした。彼とは、健康上の問題がなければ今後も会えるだろうという確信がある。また会いましょう。

f:id:Halprogram:20230503015926j:imageなんかわからんけど10年くらい木屋町にずっとある看板 キャッチの兄ちゃん達が「この辺りを仕切ってる人いるじゃないですか……」と話していて、変な客引きよりよっぽど気になった トリキ探しの途中で裏寺町あたりにある静に寄ったが今日は閉まっていた

帰り道にTwitterを開くと、転校生がVtuberとして活動を再開するという告知がなされていた。

そう来たか、と思った。水本さん、大変だったのだろうな。それでも活動を再開してくれて、本当に嬉しい。著名人へのリプライは基本的に控えているのだけれど、あまりの嬉しさについ飛ばしてしまった。しかし、Vtuberか。自分の人生には一切関係の無いものだと思っていた。Vtuberのファンってバチャ豚?って呼ぶんでしたっけ?それになります。好きなミュージシャンを推し呼ばわりするのは嫌なので、好きなミュージシャンと呼ばせていただくが。いやしかし、ほんまに、楽しみだわね。

今日は嬉しいことが沢山あった。いやあ、ほんまに嬉しい。なんちゅうか、人生の味みたいなものを一気に口に放り込まれたような、そんな感じだわね。たまにはそんな日もあるか。

おわり