明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

231118

盆栽美術館に行こうとしたものの、11月から入場時間が変わっていることに気づいたのが電車に乗った後。しかも電車自体も間違えてもうてたしな。予定を変えて大宮でうろちょろする。

ビックカメラで鉄道写真コンクールの展示があって、それを眺める。なんというか、昔はこういう展示の何が面白いのかよくわからなかった。はーどれもお上手なんでしょうなあ…みたいな、どう楽しんだらいいかわからない感じ。それが、自分が写真を撮り始めてからは楽しめるようになった。これはいい写真だけどテクニカルでムカつくとか、無作為っぽいが練られているよなとか、引き算の美しさがあるなーとか、そういうの。自分でやらんとわからんあたり、しょっぱい感受性やね。まあでも楽しかった。鉄道写真というと、鉄ちゃんが駅でカメラを構えてC字になった車体を収めたお手本みたいな構図のものをつい想起してしまうが、このコンクールはジオラマやら路線やら電車待ちの客やら、電車に関係していれば何でもありで面白かった。

レンズキャップとストラップを家に忘れてきてしまったので、それらに加えてブラックミストのレンズプロテクターを買った。少し前に流行った、光源を滲ませ全体的なコントラストを下げるソフトフィルターの効果を1/4にするもの。シャープなレンズをわざわざぼかすことに対しては否定的なスタンスではあるものの、全体的に極端に眠くするような感じではなさそうに思えたので、まあものは試しということでQ2に使える49mm径を導入した。fp Lで使っている85mm F1.4 DG DN用のものも買おうかと思ったが、77mm径のものは高い!前者とてかなりキレキレのレンズではあるが、後者はとにかくピント面がシャープな描写のレンズなので、ブラックミストというよりは描写の邪魔をしない普通のプロテクターを導入した方がええんかもわからんね。今後の課題ですわ。

恋人が使っているCANONフィルムカメラのシャッターが切れなくなっていたので、CANON担当の販売員に尋ねたところ、レンズ側のAF挙動の問題であることが分かった。早速レンズを替えようということで、撒き餌レンズの50mm F1.8 STMを買った。ビックカメラに在庫が無く、先の販売員が向かいのキタムラなら…と親切にも教えてくれたので、そこで見繕った。元のズームレンズとは違って単焦点なので勝手は違うのだけれど、喜んでもらえるだろうか。しかし、30年前のフィルムカメラで、近年のデジタルカメラ向けに設計されたレンズが使えて、その上AFまで効くというのだからすごいことだわね。なんというか、ロマンを感じてしまう。

夕飯にロールキャベツを食べる。少し前に流行った草食系男子という概念のカウンターとして、一見ナヨナヨしているが性に対してアグレッシブな男性を、草に包まれた肉になぞらえてロールキャベツ男子と呼ぶノリがあったが、ロールキャベツやったら食われる側やんけと思っていたことを恋人と話した。

眠る前にStray Kidsの写真集を眺める。お金のかかった韓国アイドルの写真、美しいな。女性の写真集と比較して、ポーズや光の違いも検討した。丸みを帯びた柔らかさのようなものを女性ポートレートでは主張しがちで、男性ポートレートでは角ばったり陰影をつけたりすることが多く、それは男女の骨格やメイク文化とそのまま重なる。逆をやったら面白い気がするんだがな。そういうことを今後やっていきたいと思います。

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おわり