明るい生活の暗い日記

スピードが足りない

231226

家に訪看の人が来る。恋人が完全に予定を失念していたらしく、10時にインターホンが鳴ってからてんやわんやした。裸で寝てなくてよかった〜!と思ったが、今着てるのってヒートテックだから全然人に見せるかっこじゃないなと気づいたときには訪看さんとの挨拶が終わっていて、慌てて干していたパーカーを羽織った。

職業を尋ねられたのでシンリシですーと答えると、すごい!と言われる。すごくはない。お金と時間と体力があれば誰でも取れる資格だが、コストに対するリターンが合ってないから誰もやりたがらないだけだ。うちが壊れた天秤に基づいて職業選択をしていることを指してすごいと言われていたのなら、まあそうかもしらんなという感じではある。前に顔を合わせた介護士にも同じようなことを言われた。素直に喜べないし、喜ぶべきではないだろう。

シンリシは本当に先述の3点が揃えば誰でも取れる。公認は時間の比重が増すが、資格試験に面接が無いので益々誰でも取れるし、臨床は修士課程だけで受験資格を満たすので最短3年で取れる。BF大学が指定大学院を有していて、1年で何十人もの院生を受け入れているなんて話も聞く。本当に誰にでも取れて、誰もやらないだけなのだ。世の中には、食指が伸びないだけでやれば持て囃されることがあるが、シンリシはその一つだろう。こういうことがある度に、院まで出て(修士でこういうこと言うの恥ずかしいよね)低所得者をやっている自分!みたいなものに酔わずに、粛々と仕事をせなあかんなと思わされる。

それはそうと、30歳の訪看さんに貫禄のあるベテランのように思われたのは相当にショックだった。まだ有資格3年目のペーペーなのに。歳上にも思われていたようで、「おばさんじゃなくてお姉さんって言いなさい?」って歳上に対して思うこともあるんだな〜となった。流石にもう10代には見えないし、20代前半と見てもらうのも苦しくなってきているのだろう。そういう状況がまた苦しい。もうモテなくていいのに、労せず手中にあった若く程々にモテる姿から遠ざかるのが耐え難い。まずは身体を絞らなあかんか、ばあちゃんのご飯毎日食べれる間は諦めて。

職務経歴書を書く。受けたら通ると聞いたのでとりあえずマイナビの見本を真似て書いたらええやろと思っていたが、恋人がより入念に書くよう勧めてきたので金曜にNちゃんに尋ねることにした。往生するでしかし。

おわり