不登校を脱しようと登校を再開するも、定期考査の内容がわからず泣いてしまう夢を見た。ああ、自分は周囲の人間が当たり前にできることができない周回遅れの人間で、この遅れを取り返すことは相当に難しいのだと思い知らされる、そういう類の夢。夢の途中で、今やってる仕事に就くまでささにどの程度努力しなければならないかを想像し、途方もなさに絶望する。なんというか、当たり前にそこそこ勉強ができた(本当にそこそこでしかないのだが)為に、少ないコストで獲得できたものが、こんなにも得難いものだったのかと思い知らされる。なんちゅうか、今のうちはこんなんでも恵まれてるんやろね。
THE SECONDを観た。めちゃくちゃ面白い大会やったなあ。M-1の4分が競技漫才的な時間なのだとしたら、THE SECONDの6分は遊びを持たせることができる時間だと思う。特に好きな金属バットに加えて、スピードワゴンとマシンガンズを緩やかに応援していたので、ので、というのも変だが本当に見所ばかりの大会だった。しかし、あれは結構先攻不利の制度よなあ。絶対評価ならネタの直後に投票させたらいいのに。マシンガンズは『俺の話は長い』で劇中ラジオ番組を持っていて、それが何となく良かったので薄ら応援の気持ちがあったが、彼らが決勝で楽しそうに漫才をしている時の様子、観ていて本当に嬉しくなった。andymoriが解散を先延ばしにしたときもあんな感じだったんだろうなと想像する。というか、芸歴16年以上限定って時点で面白いに決まってるんだよな。売れるのと面白いのって全然別だから、売れてもないのに(とするには十二分に知名度のある面々ではあるが)16年も漫才を続けられるっていうのは、本当に才能だと思うし、そういう人達に光が当たる機会ができてよかったなと思う。他の賞レースと違う、独自の柔らかな立ち位置を築いて欲しいと思わされる大会だった。
おわり
